スポンサーシップのアクティベーションとは?

 本ページでは、「スポンサーシップのアクティベーションとは何か?」について、サッカー日本代表とFamily MartとKIRINの事例を交えて解説します。

 

 スポーツ×スポンサー辞典では、スポンサーシップのアクティベーションを以下のように定義します。

 

 「スポーツチーム、大会、選手、協会などにスポンサー(協賛)する企業が、スポンサーになることで与えられるマーケティング権、プロモーション権などを活用して行う活動」

 

 スポーツ×スポンサーシップ辞典は「スポンサーシップのアクティベーション」を題材としており、このウェブサイトを効果的に活用して頂くにあたって、「スポンサーシップのアクティベーション」への理解は必須と言えます。

 

 2020年の東京オリンピックに先駆けて、日本のスポンサー企業もスポンサーシップのアクティベーションを行い、独自のマーケティングを進めています。例えば、日本を代表する航空会社、ANAとJALは「旅客航空輸送サービスカテゴリー」でスポンサーとなっていて、それぞれ独自のCMを放映したり、オリンピック選手とタイアップしたり、活動的に動いています。

 

 冒頭の写真では、サッカー日本代表のスポンサーであるFamily Martが男子と女子の選手たちを起用した広告を打ち出し、「サッカー日本代表応援キャンペーン」を行いました。対象商品を含む500円以上のお買物をすると、ファミリーマートで交換可能なアルコール飲料の引き換えクーポンを配布する、というキャンペーンです。

 

 お気づきの方もいるかもしれませんが、この広告写真、「KIRIN」というロゴも出ています。その交換できるアルコール飲料というのがKIRINの商品です。飲料メーカーであるKIRINもサッカー日本代表のスポンサーをしています。そこで、「サッカー日本代表のスポンサー」であることから与えられる「権利」を活用し、FamilyMartとKIRINが組んで行ったのが、このキャンペーンです。

 

 このようにスポンサーシップのアクティベーションとは、スポンサーとしての権利を活用してその企業が行うマーケティング活動です。上記の例のように複数の企業がコラボして行うなど、可能性は無限大にあります。

 

 スポーツはグローバルなもので、世界中を熱狂させると共に、多くの人の視線を集めます。そういったスポーツの強みをうまく活かしながら、スポンサーの権利を活用することで、その企業のマーケティングやブランディングを最大化させるチャンスがスポーツにはあると言えます。それこそがスポンサーシップのアクティベーションの最大の意義であり、これからのスポーツビジネスを見る上で非常に大事な視点です。

 

 以上、スポンサーシップのアクティベーションの解説でした。このページを読んで、スポンサーシップのアクティベーションへの理解が深まり、このサイトを効果的に活用して頂けたら幸いです。

 


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